- 291: 名前:枯れた名無しの水平思考 :2008/06/03(火) 10:45:12 ID:3hVD51aQ0(6)
- 気がついたら彼はベッドに横になっていた。
そこは四方を白い壁に囲まれた気味の悪い部屋だった。
「あれ、ここどこだ。俺なんでこんなところに。」
プシュー、と音を立ててドアが開いた。
研究者とも医者ともとれる白衣をまとった女性が、ハイヒールの音を響かせながら近づいてくる。
「気がついたようね。気分はどう?」
「あ、どうも。なんだか頭が痛くて。それよりここは?」
「詳しい話の前に自己紹介をさせて。
私はミンコフよ。ここで教授をしてるわ。ええっと君は・・・」
ミンコフは資料のようなものを見ながら名前を探している。
「おれは・・・・・・・・・。あれ!?」
自分の名前が出てこない。俺は頭から血の気が引いていくのを感じた。
「あらあら、君。名前も忘れちゃったのね。
えっと、ケイ君。」 - 298: 名前:枯れた名無しの水平思考 :2008/06/03(火) 19:26:43 ID:3hVD51aQ0(6)
- >>291の続き
「ケイ・・・。俺の名前?」
そういえば、俺はそんな名前で呼ばれていたような気がする。
でも、誰にそう呼ばれていたんだ。わからない。
だめだ、何か思い出せる事はないか、何でもいい。
ミンコフは微笑みを浮かべながらこちらを見つめていた。
「混乱しているのね。まあ、記憶を失ったんだから無理もないわ。
でも大丈夫よ、最初はみんなそうだから。」
彼女はすっかり慣れた様子でそう言った。
「え、みんなって、他にも同じような人がいるんですか」
思わず身を乗り出していた。
「ええ、ここはそういう施設だから。
君は三日前に、ある強盗事件に巻き込まれてね。頭に流れ弾を受けちゃったのよ。」
「巻き込まれて?」
そのとき、初めて自分の頭に金属製の固定器具が付けられている事に気付いた。 - 300: 名前:枯れた名無しの水平思考 :2008/06/03(火) 19:45:21 ID:3hVD51aQ0(6)
- やはりエロ要素は必要ですかね
- 307: 名前:枯れた名無しの水平思考 :2008/06/03(火) 21:43:10 ID:3hVD51aQ0(6)
- 「それじゃ、さっそくこれからやってもらう治療のことを説明するわね。
ついてきて」
部屋を出るとそこは長い通路だった。
通路はゆるやかなカーブを描いており、先までは見渡せなかったが、
おそらく全体で大きな円状になっているのだろう。
それだけでここが大きな施設であることがうかがわれた。
出てきた部屋と同じドアが等間隔にいくつも見える。
「これが、みんな・・・。」
途中、女の子と白衣を着た医者が立っているのが遠くに見えた。
通路を進んで近づいていくと女の子がこちらを向いた。
「あ、こんにちは。」
しかし、彼女は医者に連れられ、すぐに部屋に入っていった。
「今のは?」
「ああ、今の子もあなたと同じよ。そんなことより急ぎましょう」
ミンコフはそういって先を急いだ。
つきあたりに着くとひときわ大きな扉があった。
プシュー・・
扉が開くとそこは巨大な空間だった。
そこに、巨大なロボットがいくつも並べられていた。
「こ、これは・・・」
「フフン。驚いた?あなたには今からこれを動かしてもらうわ。
もうすぐ新人戦が開催されるのよ」
ミンコフがうれしそうに言う。
「え、そんなこと。無理ですよ、だって・・・」
「大丈夫よ。ちょっと見てなさい。」
そういうと彼女はロボットにコンピュータをいじりはじめた。
「こうやってこうやって、ホイっと。」
彼女がボタンを押すとロボットがこちらに向いて動き始める。
ズドン、ズドン
「え、本当に大丈夫ですか?」
「もう、君って意外と肝が小さいのね、ほら、お手だってできるんだから」
ピピピ、彼女がコンピュータを叩くとロボットの手がこちらに向かってきた。
ウイーン
そしてロボットの手の部分がそのまま彼女の顔に近づいてくる。
ミンコフ「よしよし、、、あれ?ひ、ヒィイイイ!!」
ブオオーーン・・・ベキョ!!
顔に当たった。
ミンコフの顔は胴体を残して闇の中へと消えていった。
失礼しやした。 - 312: 名前:枯れた名無しの水平思考 :2008/06/03(火) 22:55:45 ID:3hVD51aQ0(6)
- ぼくが書きたかったのは、こんなくだらないものじゃないんです。
- 316: 名前:枯れた名無しの水平思考 :2008/06/03(火) 23:31:52 ID:3hVD51aQ0(6)
- 失礼しました。
カルポの世界での妄想だし、このスレの人なら少しは読んでくれる人いるかな、と思って。
もうしません。
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